外為関連の時事コラム(2009) - 2010年に税制が変わる!
2009年12月3日、政府税制調査会が2010年度の税制改正を発表、「所得隠蔽」などの脱税対策を打ち出しました。罰則を大幅に強化する方向です。FXやネット株式取引なども対象になります。
背景はFXや株関連(特にネット取引)での脱税増加。所得があるのに申告しないケース、意図して所得を隠蔽する悪質なケースまで、国の財源基盤を影響を与える事態になっているようです。
なぜ脱税が増加するのかはいろいろ理由があるかもしれませんが、1つの原因として、現行法制の甘さがあると考えられています。
というのも、今の法制度では、所得申告をごまかしても、比較的軽微な罰則にとどまっていることが原因の1つです。ちなみに、現在の法制は次のようになっています。
ケース1:所得を意図的に申告しない場合
1年以下の懲役、もしくは20万円以下の罰金
ケース2:所得を少なく申告した場合
5年以下の懲役、もしくは500万円以下の罰金
確かに、「軽い」罰則です。このような法制度が脱税を生む原因になっているのもうなづけます。
さて、今回の法制改正ですが、どのように脱税への罰則が強化されるのでしょうか?現時点の方向では、次のようになります。
新制度はこうなります
・懲役の上限を引き上げ、原則10年へ
・罰金の引き上げ(1000万円に)
※意図的に所得申告しない場合、現行の脱税と同じ罰則に
このように、現行の制度と比べると、大変厳しい内容になっています。現在、FXで利益を出している方は、税金を考え、必要なら専門家の方に相談することを検討した方がよいかもしれません。
確定申告は今以上に、慎重にかつ正確に行いたいものです。
(2009/12/8)
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